since2008. 2017年からはtorimiki.comにUPしたBLOG, NEW RELEASE & BAND情報を時間差で時系列順にアーカイヴしています

2017年12月31日日曜日

オフィシャルサイトリニューアルのお知らせ(再)

2017年もお世話になりました。既にご案内の通り、少し前にアカウントを移行し、とり・みきのオフィシャル・サイトとしてこちらにリニューアルしております。


今後は、仕事やイベントやライヴのインフォメーションは上記のサイトで行っていく予定ですので、そちらをご参照いただければ幸いです。たまに書く雑感や日記めいたものも、まずは上記サイトのブログのほうにUP、こちらは少し時間を置いての格納場所として使用していくつもりです。

というわけで、来年も引き続きよろしくご愛顧のほど、お願い申し上げます。

2017年12月30日土曜日

12/29 ねこカル忘年会ライヴ

撮影:金沢恭孝
17:00入りで出番が0:00を回っていたという長丁場でしたが、我々よりも、もちろん、ねこカルとハウスバンドの方々のほうが大変だったでありましょう。皆さんお疲れ様でした。とりマリ+みちは「Amazonas」と「Alem do mar e ceu (海と空の彼方) 」の2曲をコラボ。
多数のゲストの大トリはZABADAKの小峰公子さん。締めくくりにふさわしい圧巻のパフォーマンスでありました。出番の前後にはヤマザキさんと昆虫談義(同性ではなかなか同好の士に巡り会わないとのこと)で盛り上がってました。

2017年12月25日月曜日

吹き替え 声の名演技(朝日新聞12/24)

朝日新聞12月24日 日曜版「文化の扉」に、上記のタイトルで吹き替えに関する記事が掲載されました(WEB版はこちら)。僕、フィールドワークス藤村健一氏、吹替の帝王、そして相方のヤマザキマリさんが取材に応えています。
ヤマザキさんは黒澤映画はほとんどイタリア語吹替版で観たとのこと。イタリアは欧州の中でも吹替文化が発達している国で、僕も現地のテレビで見たことがありますが、なかなか自然です。『奥さまは魔女』みたいなコメディは本国以上にしっくりきている(イタリア語わからないけど)。
とはいえさすがに日本の時代劇はどうなのか、と思いきや、イタリア語吹替の『子連れ狼』の動画など観ると、意外とフィットしています。


これは時代劇自体が西部劇やマカロニウェスタンの影響を受けてきたせいもあるかもしれません。
つまり、黒澤がハリウッド西部劇の影響のもと、それまでの本邦の娯楽時代劇とは違った演出で『七人の侍』など幾つかの作品を撮ると、60年代にはその黒澤映画が初期マカロニウェスタンに引用(『荒野の用心棒』等)されます。すると70年代の日本のテレビ時代劇は、今度はそのマカロニウェスタンの影響をもろに受けた画作り話作りをすることになる。作品によっては音楽までマカロニっぽかったですからね。それがまた一巡りしてイタリアで受ける......というフィードバックを繰り返してきているわけです。
ヤマザキさんによると、イタリアのある一定年齢以上の人はDAIGOROって言えばなんのことか普通に通じるくらい人気番組だったそうです。
そういう風に吹替の魅力を認めつつも、ヤマザキさんは日本のバラエティ番組における、現地外国人の過剰に横柄、もしくはフレンドリーな翻訳には苦言を呈しています。これに関しては僕も以前にブログに書いたことがあるので、興味のある方はご一読ください。

2017年12月24日日曜日

12/29 斎藤ネコ4忘年会ライブに参加します

急遽決定! 斎藤ネコカルテット"忘年会"ライブに、とりマリ=ヤマザキマリ(Vo) とり・みき(G)+葛岡みち(P)参加いたします。
会場:南青山MANDALA
日時:2017年12月29日(金)18:30開場 / 20:00開演
料金:4,200円 11/12より店頭前売開始  →web予約
出演:斎藤ネコ(1st.Vn) グレート栄田(2nd.Vn) 山田雄司(Va) 藤森亮一(Vc) +古田たかし(Drs) 柳沢二三男(G) 高橋結子(Per) エルトン永田(Pf)

2017年12月20日水曜日

小松左京アート展(1/13〜1/28)



生賴展から一週間後の1月13日には銀座スパンアートギャラリーにて小松左京アート展〜小松左京遺稿画とトリビュートアート〜も開催されます(小松さんのお誕生日の1月28日まで)。キービジュアルの晩年の小松さんも生賴範義さんの筆。 
展示されるのは「モリ・ミノル」の筆名でマンガ単行本を出したこともある小松さんの「画」の遺稿(一部は小松左京ライブラリでもときどき紹介中)、そして小松作品をテーマにしたマンガ家・イラストレーターのトリビュート作品です。プリニウス作者のヤマザキマリ&とり・みきも参加します。

生賴範義展(1/6〜2/4)

2018年1月6日 (土) 〜 2018年2月4日 (日) 東京上野の森美術館で生賴範義展が開催されます。
僕にとってはやはり小松左京作品のカバーや映画関係のビジュアル(SW『帝国の逆襲』の世界版ポスター等)で馴染みの深い方で、SFファンにはいまさら説明の必要のないイラスト界の巨人ですけれども、そのお仕事は多岐にわたっており、お名前をご存じない方でも必ずやどこかで氏の絵には接していると思います。作品をご覧になれば「あ、この絵を描かれた方だったのか!」と得心されるでしょう。
お住まいになっていた宮崎では展示会が開かれたことがありますが、いよいよ東京でも生の作品に触れる機会が訪れました。不肖とり・みきも応援メッセージで協力しています。


そして、なんと生賴展の公式ナビゲーターにのんさんの起用が決定しました。会場ではのんさんの音声ガイドが利用料 550 円(税込)で貸し出されるとのこと。むさくるしいおじさんのあとはのんさんご本人の動画でお目直しください。


2017年12月18日月曜日

プリニウス第45回

「新潮45」1月号は本日12/18発売です。ヤマザキマリ+とり・みき『プリニウス』も、ちょうど45回。ローマ大火の報を知ったフェリクスが、残してきた家族を心配し単独で砂漠を横断し帰国しようとしますが……。
単行本の帯でなかなかセンターというかフロントを奪えないフェリクスさんですが、その人間性のせいか人気キャラではあるのです。
砂嵐といえば、最近ではやはり『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)がすぐ思い浮かびますけど、SFやディザスター映画じゃないんですが、伝説のフォーク・シンガーを描いたハル・アシュビー監督の『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』(1976年)という作品に出てきた砂嵐も印象的でした。CGではないアナログ特撮でしたが。
さて、本日深夜24時(火曜0時)Eテレ「旅するイタリア語」はヤマザキマリさん登場の「プリニウスの伝言」の2回目。今回はヴェスヴィオの麓の養蜂園を訪ねます。

2017年12月14日木曜日

討ち入りの日

ですが、蕎麦屋の二階ではなく、キューバンな場所で敬愛するホラ吹き作家の忘年会。戯言謹言を拝聴。

ビッグE先生とも、映画/音楽評論家の佐藤利明さんとも色々話せてよかった。たまには無精せず外に出かけていかないといけないな。

フリースタイル37



フリースタイル37号が発売されました。特集は年末恒例企画「このマンガを読め!」。僕はいつも通り『ANYWHERE BUT HERE(遠くへいきたい)』を2本描いています。
しかし1位があの方のあの作品というのはいかにもフリースタイルらしい。「すごい!」との差異化がはっきりしてますね。

2017年12月7日木曜日

ザ・プロファイラー

本日21:00からのBSプレミアム「ザ・プロファイラー~夢と野望の人生~ 市民に愛された暴君~ネロ~」に相方のヤマザキマリさんが出演。
岡田准一さん、泉谷しげるさん、尾木直樹さんと一緒に『プリニウス』でもおなじみ、暴君とされているローマ皇帝ネロについて語ります。
※再放送:12/13(水)18:00

とり・みきのSF大将/巨神計画


本日は本の雑誌編集部編『おすすめ文庫王国2018』の発売日です。いつものようにとり・みきが『SF大将』を描いております。今回のお題は『巨神計画』
これ、最初の入稿ではモザイクなしで通ったのが、営業さんから「このままでは通常の流通に乗らない。成人指定になってしまう」と戻されてきて、急遽モザイクをかけることに。山本直樹の気持がわかるなあ。
ていうかロボットでもダメなのか。『テルマエ・ロマエ』の彫像はモロ出しで表紙OKになっとるじゃないか(たぶんエレクトしてるからですね。すみません)。

2017年12月6日水曜日

パーカッションセット

昔から大変お世話になっている方から連絡があり「バケツに入ったパーカッションセットみたいなものが出てきたんだけど、これ、とりさんのじゃない?」と訊かれるまで、すっかり忘れていたのです。
80年代、その大先輩のSF作家のお宅では年に何度かパーティが行われ、まだ20代だった我々若手の作家やマンガ家やアニメ関係者も、奥様手作りの美味しいお料理をいただきに、しばしばお邪魔していました。
作家以外にもふと気がつくと有名な俳優さんがいたりミュージシャンの方がいたりと、一種サロン的な場ではありました。
そこにはギターもピアノもあるので、興が乗ってくると演奏会のようなことにもなりました。当時南米の音楽に興味を持ち始めていた僕はおもちゃの(という記憶だった)パーカッションセットを楽器店で買ってそこへ持ち込み、何度かの素人セッションで使われたあと、以後四半世紀以上も置きっ放しにしていた、というわけです。物置の奥にあった容れ物のバケツは、そのお宅の近年の改装の際に発見され、お呼びがかかった、という次第。
で、昨日、それを引き取ってきたわけですが、フタを開けてみたら記憶よりけっこうちゃんとしたセットだったので驚いているところ。
ていうか種類が多い(自分で当時買い足したのかもしれないけど)。ミニ版ですが、中南米だけでなく、ジャグバンドで使うような物やアフリカ方面の楽器も混じっている。
ここ数年バンドではラテン系の音楽をメインに演奏しているので、楽器のほうで呼んだのかもしれません。今度ギターの合間に使ってみようかな。